工場勤務の社員が快適に過ごせる休憩室を作るためのレイアウトのポイント
こんにちは!!
静岡県浜松市・袋井市を中心にオフィスの環境づくり、
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はじめに
こんにちは、設計担当の古橋です。
今回は、私が長年培ってきた経験から、皆さんの職場の休憩室をより快適にするためのヒントをお届けしたいと思います。
★なぜ工場の休憩室が重要なのか?
皆さんは「休憩室」と聞いて、どんな場所を思い浮かべますか? 少し薄暗くて、会議用のテーブルと椅子が並んでいるだけの場所…。
そんなイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、社員が一日の大半をオフィスや製造現場で過ごすような工場では、休憩室は単なる「食事や休憩をとる場所」以上の意味を持ちます。
実は、快適な休憩室は、パフォーマンスや生産性を向上させるだけではなく、経営者が日々感じる経営課題の解決に繋がっていくかもしれません。
たとえば、厳しい暑さや寒さの中で作業している社員にとって、休憩時間は唯一ホッと一息つける大切な時間です。
休憩室が心地よい空間であれば、気分をリフレッシュでき、午後からの作業にも集中して取り組めます。
逆に、休憩室がただの殺風景な部屋だと、ゆっくりもできず、ただ座れる場所になってしまいます。
しまいには休憩時間になっても利用されない空間になってしまうこともよく耳にします。
★休憩室をただの「部屋」にしない!快適空間のメリット
快適な休憩室は、従業員にとって多くのメリットをもたらします。一番のメリットは、社員のモチベーションや会社への帰属意識が高まることです。
会社が自分のことを大切に考えてくれていると感じると、社員は「この会社のために頑張ろう」と自然と思えるようになります。
また、休憩室は社員同士のコミュニケーションを深める場でもあります。
部署や年齢を超えて気軽に話せる場所があれば、普段関わりのない人とも仲良くなれ、チームワークが向上します。
さらに、コミュニケーションが活発になれば、仕事に関する新しいアイデアが生まれたり、悩みを相談しやすくなったりと、職場の雰囲気全体が良くなります。
では次に工場の休憩室を企画する際に知っておきたい基本的なポイントについて詳しくご紹介します。
1.レイアウトを考える前に知っておくべきこと
目的とコンセプトを明確にする
休憩室を「ただの場所」から「快適な空間」に変えるには、まず「何のために休憩室を作るのか?」という目的をはっきりさせることが大切です。
たとえば、「社員がゆっくり休める静かな場所」にしたいのか、「部署の垣根を越えて交流が生まれる活発な場所」にしたいのかによって、レイアウトは大きく変わってきます。
目的が決まったら、それに合わせた「コンセプト」を考えましょう。
たとえば、「カフェ風のおしゃれな空間」や「自然を感じるリラックス空間」など、具体的なデザインイメージを持つことで、家具や内装の方向性が定まり、統一感のある休憩室が作れます。
休憩室は会社の雰囲気づくりにも貢献するので、会社のブランドイメージに合ったコンセプトを考えてみるのもいいでしょう。
誰が、どのように使うかを想像する
次に、実際に休憩室を使う「人」について考えてみましょう。
休憩室の利用者は、年齢や性別、職種によって求めているものが違います。
たとえば、力仕事が多い製造ラインの社員は、体をしっかり休められるソファやリクライニングチェアを求めているかもしれません。
一方、デスクワークがメインの管理職は、ちょっとした調べ物ができるような電源付きのカウンター席を必要としているかもしれません。
さらに、休憩室の「使い方」も想像してみましょう。
昼食をとるだけでなく、一人でスマホをいじったり、同僚と雑談したり、仮眠をとったりと、使い方は様々です。
多様な使い方に対応できるよう、一つの部屋の中に複数の機能を持たせることがポイントです。
たとえば、食事用のテーブル席と、一人でくつろげるソファ席を両方用意しておけば、誰にとっても使いやすい休憩室になります。
2.快適さを生み出すレイアウトのポイント
狭いスペースを有効活用するゾーン分け
休憩室の広さに関わらず、空間をいくつかの「ゾーン」に分けることで、より使いやすく快適な空間になります。
たとえば、食事や雑談を楽しむ「カフェゾーン」、一人でゆっくり過ごしたい人のための「リラックスゾーン」、短時間の仮眠をとりたい人のための「仮眠ゾーン」といった具合に分けるのがおすすめです。
ゾーンを分けることで、それぞれの目的を持った人がお互いに邪魔をすることなく、気持ちよく過ごせます。
パーテーションや観葉植物、家具の配置を変えるだけでもゾーンを分けることができます。
従業員のコミュニケーションを促す工夫
休憩室は、社員同士のコミュニケーションを深める大切な場所です。自然と会話が生まれるように、家具の配置を工夫してみましょう。
たとえば、大きなテーブルを一つ置くのではなく、ファミレスにあるようなボックス席を配置することでよりコミュニケーションを円滑に図ることができます。
また、コーヒーマシンやウォーターサーバーの周りに立ち話ができるスペースを作ったり、掲示板を設置して趣味の情報を共有できるようにしたりするのも効果的です。
日頃からコミュニケーションが活発になれば、仕事での連携もスムーズになり、職場の雰囲気が明るくなります。
3.今すぐできる!休憩室の快適化アイデア
照明と色の効果で心理的な安らぎを演出
休憩室の雰囲気を手軽に変えるなら、「照明」と「色」の検討がおすすめです。工場の休憩室は白色の蛍光灯で明るすぎる、もしくは暗すぎる場合が多いですが、昼光色のまぶしい光はリラックスしづらいものです。
心理的な安らぎを与えるには、少し暖かみのある電球色の照明がおすすめです。
照明の明るさを調整できる調光機能付きのライトや、間接照明を置くだけでも、落ち着いた雰囲気を演出できます。
また、壁や小物に使う色も重要です。たとえば、青や緑などの寒色系は、心を落ち着かせる効果があります。
壁の一部をアースカラーにしたり、クッションやカーテンに緑色を取り入れたりするだけでも、空間がぐっと落ち着いた印象になります。
観葉植物やアートを取り入れてリフレッシュ
休憩室に観葉植物やアートを取り入れると、ぐっとおしゃれで心地よい空間に変わります。特に観葉植物は、目にも心にも良い影響を与えてくれます。
空気清浄効果も期待できるので、一石二鳥です。
最近ではフェイクグリーンの品質が向上し、課題であったメンテナンス性も改善。
もしスペースに余裕がない場合でも、デスクに置ける小さなサイズの植物を並べたり、壁にグリーンパネルを飾ったりするだけでも、十分な効果があります。
社員が描いた絵や、趣味の写真などを飾るのも、休憩室がより身近で愛着のわく空間になるのでおすすめです。
誰もが気持ちよく使えるルール設定
最後に、せっかく素敵な休憩室を作っても、使い方が自由だとすぐに散らかってしまいます。全員が気持ちよく利用できるように、「運用ルール」を設けることも大切です。
たとえば、「使った席は使った人が整える」「ゴミは分別して捨てる」「仮眠スペースでは静かに過ごす」など、シンプルなものでかまいません。
ルールは一方的に決めるのではなく、社員の意見も聞きながら、みんなで一緒に作っていくと、より効果的です。
休憩室を「みんなの共有スペース」として大切に使う意識が高まります。
まとめ
今回は、社員が快適に過ごせる工場の休憩室を作るためのポイントをご紹介しました。
休憩室は単なる食事の場所ではなく、社員の心身を癒し、コミュニケーションを活性化させ、結果として様々な課題解決につながる可能性を秘めた重要な空間です。
まずは、休憩室の「目的」を明確にし、「誰がどのように使うか」を想像することから始めましょう。
その上で、空間を目的別に分ける「ゾーニング」を行い、照明や観葉植物といった小さな工夫を取り入れるだけでも、見違えるように快適な空間になります。
ぜひ、この記事を参考に、あなたの職場の休憩室を、社員が「ここに来たい!」と思えるような、心地よい場所へと変えてみませんか?
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